アメリカを代表するモダン家具メーカー、Knoll ( ノル )からデビューを果たしたのは、 スタンディングデスクのために開発されたチェア 『 HiLo 』。
スコップのような形状をしたユニークなフォルムのチェアは、オフィス内での持ち運びにも便利なうえ、省スペースで使える有効的なデザインが、発売前にも関わらず注目を浴びています。
「 スタンディングデスク 」 のためのスツールチェア
近年、全世界で注目を浴びている、「 スタンディングデスク 」 。そもそも、スタンディングデスクとは何ぞや ? という方のために簡単にご説明を。
スタンディングデスクとは、立ったままの状態でオフィス作業ができる専用チェアのことで、Knoll からも座る用、立つ用と高さを自由に調整できるスタンディングデスク、Universal Height-Adjustable Tables が販売されています。
スタンディングデスクを使うメリットは、主に健康面の向上にあります。具体的な効果を要約すると、、、
・ 無理に身体を曲げることがないので、歪みや肩こり、背中・腰の痛みが改善される
・ ランチ後の激しい眠気から解放された
・ 立って作業することで、座っての作業に比べて運動不足が解消された
・ ウェストまわりが細くなった
などの効果があるそうです。
さらに、とあるアメリカの研究では、「 座った時間が1日4時間以下で運動の習慣がある 」人と「 座った時間が1日7時間以上で運動の習慣がない 」 人を比較したところ、後者がうつ病にかかるリスクは前者の3倍だった ! という結果も出ているそうです。
※参照元 : NAVER まとめ
確かに、一日の大半を身体を曲げた状態で座り作業をするということは、骨や内臓にも負荷がかかりそうですし、長いスパンで座り作業を続けるということに、明らかな疑問を感じてきます。
しかし、ずーっと立って作業をつづけるって逆にきつくない ? と思う方も多いはず。大半のオフィスではスタンディングデスクとはいいつつ、通常のカート付きオフィスチェアも併用していることでしょう。
そこで開発されたのが、この次世代のオフィススツールチェア、『 HiLo 』 ということなのです。
『 HiLo 』 を投入すれば、場所を取るだけのカート付きオフィスチェアは、オールドファッションになってしまう !?
開発を手がけたのは、サンフランシスコのエンジニアリング会社
今回、Knoll ( ノル )が開発チームとして迎えたのが、サンフランシスコのデザイン・エンジニアリング会社、Box Clever ( ボックスクレバー)という会社だそうです。サンフランシスコ、エンジニアリング、デザインというだけで、かなり次世代の会社です。
軽量かつ安定感があるシメントリーなボディは、ミニマリストにぴったりなデザイン。自由に高さを調節できるので、どんな座高にもぴったりはまり、機動性にもすぐれています。座りやすいクッションは、ヒップラインにフィットし、足のかかとで地面をとらえ、ゆらゆらとリラックスしながら座ることが可能です。
自分の楽なポジションをとらえるのにぴったりな、人間工学を考えた全く新しいタイプのスツールチェアなのです。
『 HiLo 』 をオフィスに導入ることで、どんなことが起こるのでしょうか ? 例えば、スタンディングデスクが主な、次世代のIT企業オフィスを想像してみてください。そこには、カート付きの従来のオフィスチェアの姿はなく、ひとりひとりがこのスコップに似たスツールを手に、社内を動き回っています。
オフィスには、個人用のデスクはなくなり、社内を誰しもが立場関係なく、自由に作業するという習慣が根付いています。今日は、窓辺の作業が効率がいいわ ! 私はコーナーの狭い場所が心地いい ! といった要望を叶えることができ、ストレスのないオフィス環境が整います。
ミーティングの時間には、みながこのスツールを肩にかけて移動しまています。HiLo があることで微笑ましい職場環境になることはまちがえなしですね !
『 HiLo 』 について、Knoll ( ノル ) では公式の特設ページを大々的に設けているのですが、具体的な価格や発売時期などは未だ発表されていません。もしかしたら、発売前での情報拡散やコメントを期待しているのかもしれません。
どうしても気になるという方は、 HiLo のショップページにて、発売日などの情報を得るための、メールアドレスの登録が可能です。
アイキャッチなデザインと機能性を備えた、新世代のオフィススツールの今後の展開に注目ですね !
公式ページ : HiLo – Knoll
参照元 : The New Office Chair: Portable, Lightweight, And Shaped Like A Pogo Stick – Co.design