『 Wilson Solar Grill ( ウィルソン ソーラー グリル ) 』 は、文字通り太陽光を使ったバーベキューグリル。炭やプロパンガスを使わず、環境にも配慮したものです。さらに貯められた太陽熱は、BBQに最適な228度に達し、25時間以上もの調理時間に対応するなど、実用的なものとなっています。

開発を手がけたのは、マサチューセッツ工科大学の教授、デヴィット・ウィルソン氏と同大の卒業生たちで、もともとはデヴィッド教授がナイジェリアに滞在した際に、薪を使用した屋外での調理が一般的なことだと知ったこと。

彼は、発展途上国における森林伐採や温暖化など多くの環境問題が、屋外での調理法に繋がるというの疑念を持ち、グリル開発を考えるきっかけとなったそうです。

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こうして太陽熱を利用したグリルのアイディアは、発展途上国への環境改善に対して生まれたものでしたが、その後、生徒たちによってアメリカの一般家庭で使われるバーベキューグリルとして売り出すことが発案されました。

たしかに、アメリカでは家族や仲間とバーベキューを楽しむという文化が根強く、バーベキューグリルは一家に一台はあるといった感じ。その大半はプロパンガスか炭を燃料にしているので、巨大国のバックヤードでの環境改善は、地球規模での取り組みに繋がることになりそうです。

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なんどもプロトタイプがデザインされ、現在はこのような円筒形のスタイリッシュなフォルムに。

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エコフレンドリーなバーベキューグリル。まずはアメリカの一般家庭から売り出し、発展途上国への参入を測るようです。

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発展途上国への環境問題の疑念が、バーベキューグリルというキーワードで、経済大国のアメリカの一般家庭への売り出しのきっかけに。ユニークなマーケティング方法にも注目ですね。

 

 

参照元 : A Solar Cooker Prototype for a Greener Tomorrow – Design ruiz