アメリカ・シカゴにある教会が、ファミリー向けのモダンな家屋としてリノベーションされました。総面積5,500㎡の敷地に7つのベッドルームと、6つのバスルームを備えた、かなり大規模なスケールとなっています。
明るく開放的な吹き抜けのリビングには、美しいステンドグラスをあしらった、大聖堂を思わせる大きな窓が残されており、モダンなデザインとクラシックな要素がミックスされた、印象深い光景です。
リノベーションは、 Linc Thelen Design と Scrafano Architects の2つの建築デザイン事務所のコラボレーションで実現し、エキセントリックなスタイルが話題を呼んでいます。
シカゴで初のイタリア系メソジスト監督教会 ( メソジストかんとくきょうかい )として親しまれた大きな教会。役割を終え、見事なファミリー向けのモダン邸宅に生まれ変わりました。
大きな扉を開けると、昔のレンガ壁の内装や、聖堂で使われていたベンチを残した、ノスタルジックなエントランス・スペースがデザインされています。
高い天井のリビングの中で、大きなステンドガラスの次に目に止まるのが、薪の収納スペースとテレビを備えた、縦長のラインが美しい暖炉です。
大きなアイランドキッチンは、背面のステンドアートがインパクト大。IHとガスコンロを両方備えた、機能性ばっちりの広いキッチンは、理想的なフォルムとなっています。
リビングとキッチンの奥に広がる、メインのダイニングスペースは、イタリアの人気家具ブランド、Kartell ( カルテル )のマスターズチェアを使った、モダンでクラシックな空間です。
さらにメインのリビングルームの裏には、プライベートな小さなラウンジスペースも備えます。
2階のキッズ部屋は、トレンドのスライド式ドアを使った、牧場風のナチュラルな印象。
高い天井を活かした、ロック・クライミングの練習にもなる壁が、子どもたちの体力や知性をのばします。
寝室やバスルームにも、美しいステンドアートを残した、クラシックとモダンが融合するリノベーション・デザイン。
美しいステンドガラスは、この教会の遺産であり、ノスタルジックな気分にさせてくれる、ロマンチックなアイテムです。
レトロでインダストリアルな洗面台と、窓からのぞく美しいステンドアートが、ユニークなシチュエーションですね。
かつての職人が精魂こめて作った美しいステンドアートを、決して無駄にすることなく活かした、モダンでクラシックなリノベーション。教会自体の歴史を尊重する、心あたたまるプロジェクトに、家族や地元の人々も大喜びしているようです。
参照元 : Old Church Converted Into An Eclectic Family Home – homedit