昔ながらの赤レンガづくりの倉庫を、店舗やカフェとしている場所が多い、オーストラリア・メルボルン。旅行に行った際は、そんな街並みを見ながら、小道をぶらぶら歩くのもいいかもしれません。
メルボルンの大きな倉庫をリノベーションした邸宅、『 WAREHOUSE CONVERSION ( ウェアハウス ・ コンバージョン ) 』 は、建築デザイン事務所 BG Architecture が手がけた作品です。倉庫を使ったリノベーションはこれまでも多く掲載しましたが、こんなに開放的なデザインははじめてです。
三角の屋根の大きな倉庫は、屋根を一部外してつくった、オープンな中庭が魅力となっています。古いレンガ壁を残しつつ、モダンにリノベーションされた室内のインテリアにも注目です。
木の板ではった天井が、壁のアートのフレームとも相性のいいナチュラルな空間です。棚にたくさんの花瓶を飾った、テレビ周りのデコレーションも、とても印象的なインテリアとなっています。
古い建物に使われていた赤レンガの壁は、両サイドをそのまま残し、室内に明るい光を取り込むためにガラス張りにし、元室内であった中庭は、天井を開放して作られています。
この角度から見ると、中庭だけ屋根を外して開放した感じがすごくわかります。これだけ大きな空間の中庭が確保できるのも、倉庫のリノベーションならではです。
中庭と面した窓には、日なたぼっこを楽しめるようなベンチをつけています。
キッチンはモダンなものを新しく設置し、パーテンション代わりにもある背の高い棚は、収納力も兼ね備えたデザインとなっています。
広々としたベッドルームや洗面スペースも、面積を確保できる倉庫ならではのものですね。
中庭の骨組みは屋外にも対応できる、頑丈なスチール製となっています。床はコンクリートのタイル敷で、ところどころに土を入れ、木も植えられています。
倉庫改造の新しいヒントが、たくさんつまった家ですね !