私達の生活にかかせない “ お金 ”。しかし、価値がなくなれば、ただの一枚の紙切れとなります。ほとんどの紙幣は、その価値がなくなってから、少なくとも18ヶ月以内には焼却処分されているそうです。

しかし、世界中にあふれる紙幣…回収して燃やすとなると、どれだけの量が毎回廃棄されるのでしょう ? お金も大切な地球の資源から作られたもの。さらに、焼却の際には大量のCO2( 二酸化炭素 )が発生し、環境破壊にもつながります

そんな価値を無くした紙幣に、新たに価値を与えようと立ち上がったのが、ロンドンをベースに活動するデザイナー、Angela Mathis ( アンジェラ ・マティス )です。彼女は処分される紙幣を世界中から回収し、おしゃれな椅子を 『 VALUE ( バリュー )』 をつくりました。

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米ドルに加え、パープル色のイギリス・ポンド、ブラウン色のインドネシアの紙幣や、カラフルなユーロの紙幣など、世界各国の使われなくなった紙幣が利用されています。

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シュレッダーにかけられた紙幣をさらに細かくし、そこへ接着剤を投入してアイロンでプレス、ミシンでステッチをかけて布状に加工します。

お金のパッチワークでできたシートは、やがて椅子のクッション素材へと姿を変えます。

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こうしてできた椅子が、 『 VALUE ( バリュー )』 。色味の合う紙幣を組み合わせ、カラフルに完成しました。

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使われなくなったお金も、最後まで大切に使える ! エコなリサイクルシステムです。

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え~?お金を切り刻んで椅子に !? 日本ではこんな声も聞こえてきそうですが、価値観のちがう、海外ならではのアイディアですね。大切な思いれのある紙幣は別ですが、思い切った発想も、地球環境のために、必要な時代になっているのかもしれません。

 

 

参照元 : OLD MONEY BECOMES UPHOLSTERY FOR NEW FURNITURE – design milk