レトロな UFO が屋上に !? こちらは、フィンランドの建築家 Matti Suuronen ( マッティ・スローネン )によって、1968年に考案されたプレハブハウス、『 Futuro House( フトゥーロ ハウス )』 のリモデルです。

現在、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズロンドン芸術大学の中のカレッジの一つ )の屋上に上陸中で、来年中まで一般公開される予定となっています。

『 Futuro House( フトゥーロ ハウス )』 は、キッチンやバスルーム付きで、8人が収容できる暮らせるUFO。下の写真は開発当時のもので、部屋の中央には暖房器具、入り口は階段を兼ねていたそうです。

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1960年~1970年代では、この形がUFOの想像体として人気だったようです。 Futuro House( フトゥーロ ハウス )は、当時96軒建てられ、そのうち48軒はフィンランドに、残りは世界各国に分布されました。

軽量の強化プラスチック製で、ヘリコプターでも輸送が可能という手軽さから、主に別荘やスキー小屋として使われていました。北欧らしい斬新なデザインは、今見てもおしゃれと感じます。

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今回、リモデルを手がけたのは、アーティストの Craig Barne ( クレッグ・バーンズ )。彼と Futuro House( フトゥーロ ハウス ) との出会いは、彼が 3 歳の頃にさかのぼり、家族で南アフリカを訪れた時だそうで、それからいつか、Futuro House( フトゥーロ ハウス )のオーナーになるのが、彼の長年の夢だったそうです。

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2013年にその夢がついに実現されました。オイルショックの関係で、当時は96軒で製造がストップ。今では現存するものは、全世界で約60機のみだそうで、今回、 Craig Barne ( クレッグ・バーンズ )がリモデルを手に入れたのは、その内の貴重なひとつです。

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修復には10ヶ月を要し、年齢で言うと42才というレトロなUFOハウスは、今後40年間使うことができるものとなりました。

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リクライニングのソファーのカラーには、レトロなマスタードイエローを採用。窓も全て新しいものと入れ替えられています。

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こちらは、オランダのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館で、2011年に展示された、Futuro House( フトゥーロ ハウス ) の製造ナンバー1、第一号機はこの10年ではじめての一般公開だったそうです。

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中は修復はされているものの、当時のまんまのインテリア。雪の積もる環境にも対応した、頑丈なドアが見受けられます。

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モダンなデザインに生まれ変わった、オリジナルの Futuro House( フトゥーロ ハウス )。幼少期に出会った夢の建築物を、大人になって自分が改造するという、ドラマチックなストーリーにも惹かれますね!

ロンドンのセントラル・セント・マーチンズのキャンパスでは、来年までの展示期間中に、氏によるトークイベントなども行われるそうです。詳しくは、大学のWEBサイト( 英語 ) からどうぞ。

 

 

参照元 : A UFO-shaped, Prefab Pod From The ’60s Is Restored For Public Use – fast co design , ELLE DECOR , inhabitat