スペイン・バルセロナ市内、エイシャンプラ地区にあるレストラン、Embat ( エンバット ) 。地元で名の知れた人気店がオーダーしたのは、料理に見合う空間へのリノベーションでした。

プロダクトを手がけたのは、同じくバルセロナにあるインテリアデザイン事務所、Jordi Ginabreda Interiorisme (ジョルディ ジナブレダ インテリアデザイン事務所)で、ミニマリズムを基盤にした飽きのこない空間が完成されました。

路上から少し下がった場所に入り口がある店内は、半地下のため音の反響や、照明ライトの向上がポイントに上がったそうですが、果たしてどのようなリノベーション・デザインとなったのでしょうか ?

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エントランスにある大きなランプは、路面から店内を明るく照らし、外からも目を引くデザインです。

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美しいランプは、デザイナーがこのレストランのためだけに特別にデザインしたもの。

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間接照明で空間全体と円形の天井を照らし、ホワイトをベースカラーとすることで、明るい店内となり、さらにエントランスに大きなランプを置くことで、より一層店内の明るさが向上しされたそうです。

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小枝のようなイメージのランプには、複数の電球がついた愛らしいデザイン。まるでお客様を店内へ導く、レストランの案内人のような役割も果たします。

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スペインのカタルーニャ地方の伝統的なレンガ積み工法の一つである、 『 カタランボールド 』 は、この地方独特の薄焼きレンガを主に使用した、美しいアーチを表現した天井で、サグラダ・ファミリアでお馴染みの建築家、アントニオ・ガウディも愛したテクニックのひとつだそうです。

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今回のプロダクトでは、このカタランボールドの天井と、タイル状の床を現状維持し、リノベーションが進められています。

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また半地下で筒状の店内では、音の反響問題が重要視されました。そこで壁に防音素材を設置し、さらにその素材を目立たなくするために、モミ材の装飾格子で壁をデコレーションしています。

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デコレーションされた格子は、各テーブルのペンダントランプの支柱の役割も果たし、店内のモダンな雰囲気をさらに盛り上げていますね。

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イエローやブルー、グレーなど落ち着いたトーンかつ、カラフルなカラーリングは、このレストランの料理にマッチする、ミニマルな印象に店内を演出しています。

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レストランの一押しの定番料理である  『 カネロン 』。ラザニアのようなパスタを筒状にし、肉を詰めてベシャメルソース( ホワイトソース )をかけた一皿で、店内のデザインと、ぴったりと合致するイメージです !

伝統的な建築を守りつつ、ミニマルで料理に見合う空間デザイン。さらに賑わうレストランが想像できます。

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スペインを訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみたいレストラン。料理とデザインを一緒に堪能できる素敵な空間です。

 

 

Design by : Jordi Ginabreda Interiorisme (ジョルディ ジナブレダ インテリアデザイン事務所)