毎年地球上で約1,420万ヘクタール( 日本の本州の約2/3 )もの天然林が減少しているそうです。これは10秒ごとに、東京ドーム1個分の森林がなくなる計算となり、世界中で森林破壊が、今この瞬間にも進んでいます。

そんな動きを止めようと立ち上がったのが、デンマークのデザイナー Jonas Edvard と Nikolaj Steenfatt の2人。私達日本人には馴染みのつよい、海苔を使った家具のコレクションを発表し、世界中で話題を呼んでいます。

デンマークは国土のほとんどが海に囲まれており、彼らはその土地のものを活かしたものができないかと、この海藻でつくる家具を思いついたそうです。紙と藻類を組み合わせた手法は、実は19世紀からデンマークの建築にも使われており、伝統文化とエコな家具のデザインに興味がそそられます。

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一見すると土で作られたものかな ? と思わせる、不思議な魅力のランプシェード。実は、海藻と紙を混合し固めた素材でできています。

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地元でとれた海藻にこだわったというデザイン。プロジェクトは、デンマーク産の素材の調査として始まったそう。

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完成されたランプシェードや椅子は、デンマークのランドスケープのアイコンとして、使用されることが目的となっています。

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海藻を溶かして紙と混合する際に、化学的に作られた糊が使われているのか ? と疑問視されることも多いそうですが、実は化学製のものは一切使っておらず、海藻のもつ粘りを利用し、紙と混合しているのだそう。

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彼らは、『 森林は減少しつつあるが、海藻類は海に豊富にあふれている 』  と、以前のインタビューで言及しています。

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私達日本人には身近な、海苔づくりと同じようなテクニックを使い、椅子を丁寧にコーテングしています。100% ナチュラルな家具は、耐久性にも優れているそうです。

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紙と混合することでより素材がより強化されます。

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この紙と海藻を混合する手法は、19世紀のデンマーク建築ですでに使われていたものだそうで、古くからデンマークの人々が、身近に豊富に採れる海藻という素材に、着目していたことが伺えます。

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地元へのこだわりと、自然環境に配慮した美しい家具のライン。木とはまたちがった ” ぬくもり ” を感じる、魅力的な家具づくりですね。

 

 

参照元 : This Furniture Is Made From Seaweed And Paper – Co.Design