今回は、人口2000万人以上が暮らす大都市、メキシコシティーより、エコな製法にこだわった水を販売する、Casa del Agua の店舗をご紹介します。
バイオリン演奏が流れる、落ち着いた雰囲気の店舗には、まるで、レトロな水出しコーヒーメーカーのような、美しいフォルムの、オリジナルろ過装置と、クラッシクなボトルデザインが目を引きます。白レンガ・木材・コンクリートを使った、魅力的なデザインは、地元の建築事務所、THinC (Ignacio Cadenas + Héctor Esrawe)によって手がけられました。
2012年にオープンしたばかりの、こちらのストアコンセプトは、『 現代×クラシック 』だそうです。各デザイン・メディアでも、じわじわと取り上げられている、注目の店舗デザインとなっています。
詳細は以下から。
美しいデザインのボトルが陳列された、アーチ型のカウンター。
照明デザインもかっこいい2階部分は、ストックルームとして活用。
雨水フィルターとしても使われる、美しい庭には、チェリーやライムの樹木が植えられ、季節によっては、ラベンダーの絨毯も見られるそうです。
開放的な大きな間口の外観。
お店のロゴをしるした、オシャレなシャッターデザイン。
天井は、半吹き抜けとなっており、ロフト部分からも光がこぼれます。
美しい木々を眺めるテラス。
庭に取り付けられた、サンルームのような形の、ウッドデッキ。
全て木でできた、美しいデザインです。
屋上に貯蔵した雨水を、オリジナルろ過装置で蒸留し、精製水としてボトル詰にし、販売しているそうです。
ハーブ入りの香りの良さそうなボトルも(写真左下)。
店舗では、水を使った紅茶も提供しているようです。おいしそうですね。
クラシックで、古い図鑑の挿絵のような、ロゴデザインは、Tシャツやバックなどにプリントされ、オリジナルグッズとして販売。
ボトルには、『愛・敬意・感謝』の意味の言葉が、刻まれているそうです。
オリジナルグッズとボトルを陳列した、シンプルな商品棚。
ロフトからの眺め。
設計・デザイン図(1F)
設計・デザイン図(2F)
側面図。
職人が丹精込めて作り上げた、オリジナルのろ過装置を使った、ボトルウォーターは、地元のレストランやスパなど向けにも販売されているそうで、『職人水』として人気だそうです。こだわりのクラッシックなボトルデザインは、日本でも人気を博しそうですね。
メーカーの公式ホームページは、開くと穏やかな音色のストリングスのしらべが流れ、店舗の優がな雰囲気を味わえます。
参照元 : Classic, Still Contemporary Concept Store: House of Water, Mexico City – DesignRulz