おしゃれでカラフルな外観、アメリカやヨーロッパの定番である、クラフトマン風デザインや、ログハウス風など、ミニチュアの一戸建てとして人気のモバイルハウス 。

そのモバイルハウスを数軒集めて、ひとつのアパートメントのように暮らし、それが都心から近く、通勤圏内にあれば、ひとつの住居コミュニティーとして、十分に成り立つのではないか ? というのが、世界各地で行われています。

50年代から流行となったモバイルハウス、映画などではトレイラーハウス・RV として登場し、低所得の人が住む家として、ちょっとマイナスイメージがあるかもしれません。しかし、現在ふたたび注目を浴び、そのデザインもモダンなものなど、多種多様となっています。

TinyBS

現にオランダ・アムステルダムでは、街中からほど近い場所に、モバイルハウスを集めた小さなコミュニティーが存在します。

緑があふれ、近くには森のような公園もあり、長年住む人たちもしばしば。庭はハーブや花が植えられ、一戸建てライフを楽しんでいる様子です。

関連記事 : 夢のある自分だけのスペース ! 世界各地オシャレで小さな家デザインまとめ
A-Tiny-Garden-Cabin-in-the-Netherlands-Remodelista2

90年代からモバイルハウスを作り始めた、米国の ジェイ・シェイファー ( Jay Shafer )氏 は、現在サンフランシスコの都心にモバイルハウスを集めたアパート・コミュニティー、「 Tiny House Village ( タイニーハウスヴィレッジ)」 の建設を計画しています。

彼の会社 Four Lights Houses が企画・運営を手がけており、今年中の着工予定を目標としているそうです。

Homepg-village-final-(1)

彼の計画は、都会の通勤圏内ということがポイントで、中央の大きなセントラルハウスを取り囲む様に、10~20戸のモバイルハウス・駐車場を完備した、小規模のモバイルハウス・コミュニティーとなっています。

共用スペースであるセントラルハウスには、住人がパーティー・イベントなどで個人利用可能な、広いキッチンやダイニングスペースも備え、友人や家族を招待することも可能です。

( Photo by : Tiny Lights Houses via Curbed )

Village-core

サークル状に美しく立ち並ぶモバイルハウスは、カラフルなペイントで個性ある外観。家の前には専用の歩道も完備され、まさに小さな村のような雰囲気です。

( Photo by : Tiny Lights Houses via Curbed )

Napolean-Poster-posterized2

こちらが建設予定のモバイルハウスのデザイン。アメリカで人気のクラシックなクラフトマンスタイルで、縦長の窓が特徴的です。

( Photo by :  Four Lights Houses  )

Zinn_House_Lower_Pitch_grande

中の間取りはこんな感じで、専用のキッチンやバスルーム、ベッドやロフトスペースなど、大人1~2人が住むには十分の空間となっています。

( Photo by :  Four Lights Houses  )

Marie-Colvin-Floor-Plan_1024x1024

こちらは先程のものより、更に面積が広いログハウス風のモバイルハウス。ウッドと石が味のある外観です。

( Photo by :  Four Lights Houses  )

Marie-Colvin_grande

ロフトや吹き抜けの天井が、気持ちよさそうで快適な間取りですよね !

( Photo by :  Four Lights Houses  )

Zinn-Web_1024x1024

実際に住むと、モバイルハウス暮らしはこんな感じでしょうか ? 以前ご紹介した、カリフォルニアに住む、WEBデザイナーカップルのお宅です。

関連記事 : なぜ今、シンプルな生活を選ぶの ? Webデザイナーが考案する極小ハウス・プロジェクト in アメリカ

Tiny-Project-11-800x534 Tiny-Project-09-800x534

米国内でも関心の高まる、モバイルハウス・コミュニティー。現在、計画が進行中のものが多数存在し、都市部に位置するものが多いのが特徴です。

ワシントンD.C. にあるコミュニティー、『 Boneyard Studios 』 も、そのひとつです。現時点では、法律的に正規の住居としては登録されていないため、デモンストレーションとしてプロダクトが公開されています。

jay_8102

▼その他、アメリカ各地のモバイルハウス・コミュニティー リスト

・ Quixote Village – Olympia, Washington ( オリンピア・ワシントン州 )

・ Caravan Tiny House Hotel – Portland, Oregon ( ポートランド・オレゴン州)

・ Tiny House Village – San Francisco, California ( サンフランシスコ・カリフォルニア州 )

600_434664907

・ Opportunity Village & Emerald Village – Eugene, Oregon ( ユージーン・オレゴン州 ) 

・ Occupy Madison Village – Madison, Wisconsin ( メディソン・ウィスコンシン州 )

TinyOM

モバイルハウス型アパートに暮らすメリット とは ?

これだけ米国内で注目度の高い、モバイルハウスコミュニティー暮らし、メリットとはなんでしょうか ?

(  photo by  : Boneyard Studios  )

jay_1033

メリットその 1 : 建設費が安く簡単に設置できる ! 

モバイルハウスは車でのけん引きが可能です。一軒あたりの建設費も100万円~200万円前後のものが多く、低コストで建設が可能という点も、小規模のコミュニティーには好条件なようです。

(  photo by  : Boneyard Studios  )

10934010_859422727434751_3891297222967868139_n

メリットその 3 : 豊富な住居デザイン

一大ムーブメントであるモバイルハウスは、クラシックからモダンなものまで、デザインも多様化が日々進んでいます。通常の一戸建てのように、こだわりのある個性的なものも、今はたくさんの中からチョイスできるのです !

(  photo by  : Tiny House Blog )

country-living-tinyhouse

メリットその 3 : 入居者同士の助け合い、強いつながり

モバイルハウス・コミュニティー小規模なため、入居者が建設から運営をすることもあります。まるでシェアハウスのように、楽しみながら暮らすという共同体というイメージ、通常の住宅街の地域コミュニティーより、より親密なつながりがあると考えられます。

( Photo by  : OCCUPY MADISON

unnamed

創設から一緒のメンバー、家族同士、コミュニティーのルールを共同することで、いい関係が築けそうですね。

lucigen-10-24-2014-8-of-11

メリットその 4 : 都心にいながら、家庭菜園ができる ! 

専用の庭のあるモバイルハウス・コミュニティーでは、家庭菜園を楽しむことも用意です。オーガニックにこだわる人には、持ってこいの住まいではないでしょうか ?

(  photo by  : Boneyard Studios  )

10986440_915940971782926_1392945629408326486_n

メリット その 5 : 犬だってのびのび暮らせちゃう ! 

一戸建てのマイホームなので、ルールさえOKであればペットも一緒に暮らせます。仲良しのご近所さんに、留守中はちょっと愛犬の様子を見てて…なんてことも、モバイルハウス・コミュニティーであればできそうですね。

10635809_860266877350336_3933993310228222880_n

一戸建てを気軽に持てる、地域との関係が強く寂しくないなど、ポジティブな点の多いモバイルハウス・コミュニティー。日本でもトレンドになりそうな予感です。さまざまな世代に受け入れられやすのも、米国で注目を集めているポイントのひとつではないでしょうか ?