メキシコ中部の都市グアダラハラのレストラン 『 Hueso 』 は、1万本の動物の骨を壁にコレクションした、変わったコンセプトのインテリアデザインで話題を呼んでいます。1940年代に建てられたという古い建物の中に入ると、そこには天井までビッシリと骸骨(ガイコツ)が飾られています。
一見するとギョッとしそうなコンセプトですが、真っ白に塗られた壁や床とナチュラルなウッドのテーブルの組み合わせが明るく、店内は洗練されて美しい雰囲気です。
メキシコではハロウィン前後をを死者の日( Day of the Dead )とし、約2500~3000年ほど前から祖先のガイコツを身近に飾る習慣があり、骨は生まれ変わりの象徴としてトロフィーの様に扱われていたそうです。そう言った意味ではこの様なコンセプトのレストランが受け入れられるのも、納得できる理由のひとつだと考えられます。
約10, 000 本の骨がコレクションされたレストランの壁、何の骨なのか思わず見入ってしまいそうですね。
外観の陶器製タイルは市グアダラハラ出身のアーティストが手がけた、セラミック製のタイルをデコレーションした、モダンでトラディッショナルなラインのデザイン。
レストランで使用されるお皿にも、どこか骸骨(ガイコツ)のデザインを感じます。
ガイコツ恐怖症の方には、何もないお部屋もありますよ ( 笑 ) 。ここは半屋外のようで、大きな木が壁に影を写し美しいですね。
階段横の壁も骸骨(ガイコツ)のコレクションがビッシリ。ライトが当てられる夜の店内も、ちょっと怖いですが気になります。
地域によってさまざま文化がありますが、日本では中々考えられないコンセプトがとてもユニークで、好奇心をそそりますね。( ちなみにレストランの名前、『 Hueso 』 はスペイン語でガイコツという意味だそうです。 )
参照元 : Restaurant Interiors Made From a Collection of 10,000 Bones – bookmarc