最近のキッチンデザイントレンドは、対面式やカウンターキッチンが主要ですが、片付いていないキッチンでも、扉を閉めるだけで目隠しすることができる、「 扉付きの隠せるキッチン」 も、魅力的なメリットでいっぱいです。
急なゲストの訪問でも、見せたくない部分を見せずに済むことができ、ワンルームでも空間を広く見せてくれる利点もあります。今回は、人気の海外インテリアメディア、REMODELISTA ( リモデリスタ )で公開されていた記事( Disappearing Act: 15 Minimalist Hidden Kitchens )より、隠せるキッチンのデザイン実例を、ピックアップしたいと思います。
隠せるキッチンそのメリットとデメリットとは !?
隠せるキッチンのメリットとしては、キッチンという生活感のある場面を、扉を閉めるだけでワンタッチで隠せ表に出さずに済むという点が大きいと思います。
例えば、自宅をオフィスとして使う場合には、なるべく生活感は出したくないもの。キッチンを使わないときは隠しておけば、来客を招いてミーティングするときも、ここはオフィスなんだなという感覚を与えることができます。
一方、デメリットとしては、扉の中にキッチンの匂いがこもってしまう…という懸念もあります。こまめに換気をしたり、匂いの定着を防止する方法を見つけなければなりません。例えば、外出する際は扉を開けて置いたり、生ゴミを貯めたまま扉を閉めないなど、なるべく中に匂いがこもらない対策を心がけるのが大切です。
隠せる扉付きキッチンのさまざまなデザイン
隠せる扉付きキッチンといっても、たくさんのデザインがあります。今回は、あなたのイメージをさらに広げてくれる、工夫されたデザインやスタイルをまとめてみました。
ダイニングテーブルと一体化するような、ブラックカラーがシックな扉付きのキッチン。モダンな空間が、大人っぽく演出されています。
調理場のみを扉の向こうに収納し、水まわりは手前の対面式カウンターに設置した例です。2つを上手に組み合わせるのもアイディアですね !
グレーがかかったウッドの扉で目隠しをするのは、オーブンやレンジ、食器などのキッチンツールたち。
シンプルにキッチンをキープしたい方にオススメのアイディアです。
ロフト下にキッチンを設けた実例。手前部分はキッチンの調理場になっており、ここは木の扉で隠せるようになっています。
裏側は洗面所とバスルームを備え、水まわりをコンパクトにまとめています。省スペースの建築デザインに役立ちそうなデザインですね !
トンネルのような空間にあるキッチン。こちらは、IKEA( イケア ) のキッチンユニットを使っているそうです。扉部分は後付に。セルフリノベーションでは、こんな方法でキッチンを作るのも有りですね !
ナチュラルな素材を使ったキッチンデザイン。扉を開くと壁面のタイルがおしゃれな空間です。
隠せるキッチンの場合、この写真のように、収納棚の下にスポットライトを付けると、手元が明るく調理がしやすくなります。
エレガントなダーク系カラーのウッドパネルを使った収納型キッチン。高級感ただようフラットなデザインは、和をテーマにしたお部屋にも馴染みそうなスタイルです。
ワンタッチのボタン操作で開く、扉の開き方に注目。モダンさとラスティックさの、異色ミックスが魅力的な空間です。